こんばんは、織田檸檬です。
GoProHERO6 BLACKを買って使ってみたので、自分なりにレビューを書いてみようと思います。
- GoPro HERO6 BLACK
- このカメラは何?
- 他のカメラと何が違うのか
- 画質について
- 手ブレ補正について
- バッテリーの持ちについて
- 機動性・操作性・拡張性について
- 良くないところについて
- 総評
- どういう人にオススメなのか
- 終わりに
GoPro HERO6 BLACK
このカメラは何?
GoPro HERO6 BLACKはGoProというメーカーから出されているアクションカムです。
アクションカムというのは、ビデオカメラとほぼ同じです。動画が撮れます。
このカメラの特徴は、防水機能と手ブレ補正を有し、広角で、コンパクトで、4Kが録画できるというところです。
アタッチメントを使えば頭や肩に簡単に取り付けることができ、一回ボタンを押せば簡単に録画できるので便利です。
放送局をはじめ、いろんなところで使われている信頼と実績があります。
他のカメラと何が違うのか
スマホと比較して
スマホとの違いは、画角だと思います。GoProの方が広く撮影できます。(特に動画の場合は顕著)
スマホのカメラも広く撮れますが、GoProはもっと広く撮れます。
レンズを向けるだけでだいたいの範囲は写せるので、撮れているかどうかを気にしなくてもいいです。
またGoProで撮影された映像は周囲がくにゃっと曲がった、魚眼レンズのような映像を撮ることができ、非現実的な、不思議な体験を味わうことができます。
iPhone6との比較。端にいけばいくほど歪む。
さらにセンサーサイズも比較的大きいかと思います。
iPhone8などよりはGoProの方が大きいセンサーサイズを搭載しているので、単純に言えば、画質が良いです。
またボタンを一回押すだけで録画がはじまるので、操作が簡単です。録画するだけなら子どもからお年寄りまで、誰でも扱えます。
一眼レフと比較して
防水機能を有しているので、水場などでもガシガシ撮影できます。
水深10mまでの防水機能を搭載している、と公式サイトで謳っているので、海やプールに、そのまま持っていくこともできます。
また非常にコンパクトで、荷物になりません。レンズ交換も必要ないので、気になったらさっと取り出してぱっと撮影できます。
精密機器で比較的高額である一眼レフとは違い、アクションカムとして作られたGoProは、雑な扱いでも過酷な環境でも使用することが出来るので、カメラに気を配る必要もなく、楽に扱えます。
センサーサイズの大きさから、深い被写界深度で撮影されるので、フォーカスを合わせる手間も省けます。
ビデオカメラと比較して
上記とほぼかぶりますが、広く撮れて、防水機能があり、操作が簡単であるというところが利点です。
画質について
画質に関しては、見てみるのが一番早いかと思います。
YouTubeで『GoPro HERO6 Black 画質』などで検索すればいくらでもリファレンスが出てくるかと思います。
ざっくり言えば、一眼レフには劣るけど、スマホよりはキレイに撮れる。といった感じでしょうか。
昼間など、明るい場所では民生機の一眼レフに迫るほどの解像感で撮影することができるかと思います。個人レベルでこの画質が撮影できれば、十分なのではないかと思います。
ただ夜間など暗所の撮影になってくると、ノイズが目立ちます。一眼レフの方がキレイに撮影できます。
もっと突っ込んだ内容
個人的には4K30pで、カラーをGoProで撮るのが一番しっくり来ています。
なぜなのかというと、4Kだと30pもしくは24pしか手ブレ補正が効かないからです。
本当はH.265で撮ってくれる4K60pの映像が一番画質がいいのですが、それだと手ブレ補正が効かないみたいなので、やむなく4K30pで撮っています。
Karmaなど別途ジンバルなどを持っていれば4K60pで撮っていたと思います。
カラーをフラットではなくGoProにしている理由は、後処理が面倒なのと、GoProの映像でカラコレしたくないからです。
フラットの映像は、後処理が必要になってきます。映画など作品を撮る場合には適していると思いますが、僕はVLOG(ビデオブログ、しかも非公開)のために購入したので、後処理などしたくないです。面倒くさいです。
しかも色情報もおそらく8bit程度で、10bitや14bitRAWで撮れるわけでもありませんし、後処理してもあんまりいい結果にはならなそうです。
さらに言えばGoProの色味も悪くない感じなので、僕はフラットではなくGoProで普段は撮影することにしてます。
手ブレ補正について
こちらも実際に見てみるのがいいかと思います。
『GoPro HERO6 Black stabilization』などで検索したらよいかと思います。
検索した動画を見る時、注意してほしいのはKarma等のジンバルを使用しているかどうかです。
Karma等のジンバルを使っていれば手ブレのない映像が撮れて当たり前なので、参考になりません。
手持ちで手ブレをどれだけ吸収できているのか、をしっかり検証してみてください。
日本語だと、ドリキンさんやジェットダイスケさんの動画が参考になるかと思います。
↑ 8分21秒あたりから手持ちで撮影しているようです。
↑ 1分あたりから、旧機の映像と合わせて比較されています。
個人的には、使えるレベルのものだと思いました。もちろん、個人レベルの話で、業務レベルで使えるかは要検証です。
僕はDJIのOSMO X3を持っているのですが、こちらの方がジンバルである以上、安定した映像は撮れるのですが、いかんせん機動性に欠けていて、あまり持ち歩きたいと思いません。
一方でこのHERO6 BLACKは、ジンバルまではいかないまでもそこそこ手ブレを補正してくれています。これくらい補正されていれば、十分かなと。
GoProの手ブレ補正で必ず話が出てくるのはソニーのアクションカムX3000ですが、ソニーの方が補正は自然で、いい感じではあると思います。なにせ空間光学式ですもんね。そりゃあという感じです。
でも処理が進化したのか、HERO6の電子式手ブレ補正もなかなかいい感じです。ソニーのやつとあんまり大差ないように思えるのですが、どうでしょうか。拡張性や操作性を考えると、HERO6 BLACKの方が良さそうです。
(といっても、僕はソニーの方使ったことないので、比較できませんが)
バッテリーの持ちについて
バッテリー、僕は当初2時間くらいしか持たないのか、辛いな。と思っていました。
ですが、ちょっと録画して停止して、みたいなのを何回か繰り返す程度であれば全然持ちます。3日間くらいカバンの中に入れててもそこまで不安じゃないです。
とはいえ、僕は念のため、GoPro純正のバッテリーチャージャーを買っています。サイズが意外と小さく、バッテリーも1つ増えたので、現段階では満足しています。
モトブログなど、長時間長回しする場合であれば気になるところですが、ちょこまか撮るスタイルであれば、そこまでバッテリーを気にすることないような気がしています。
スマホ用にモバイルバッテリーを持っている人であれば、バッテリーチャージャーがあればその場で充電も出来るので怖いものなしです。
350ml缶と比較しても小さい。(当たり前か……)
機動性・操作性・拡張性について
これを買って一番満足しているのは、この機動性です。
録画までの時間が速いです。
あらゆる機種で最短というわけではないですが、この瞬発さ。おかげで撮るのが億劫にならずストレスもだいぶ下がりました。
まぁいままでOSMOを使っていたから余計に速く感じるのかもしれませんが笑
ボタン一回で録画開始。もう一回押して終了。めちゃ簡単です。
一眼レフだと電源入れて録画ボタンで、二回ステップがあります。
スマホも電源ボタン押してカメラアプリを立ち上げないといけないです。
それがGoProHERO6 BLACKだとワンアクション。一回押すだけ。とても素晴らしいです。
操作性についても文句なしです。
当初は不具合があった?のかわかりませんが、HERO6は買うなみたいな動画を結構見かけていてちょっと不安でした。
初期不良だったのだろうか……
やれ固まるとか、やれタッチパネルが効かないとか……。買うときも結構そこが気になっていました。
結果的に、今のところは問題なく動いてくれているので安心しています。
ただ長く使っているとボロが出てくるかもしれないので、そうなった場合はそのときに記事にしていこうかと思います。
拡張性に関しても、特に不満はありません。
GoProのアクセサリーはサードパーティを含め多種多様にあります。
安いものあり、特にこだわりのない人であれば、いろんなアタッチメントを格安で購入できるかと思います。
GoProHero6 BLACKのレビューではないので詳しくは割愛しますが、僕は下記のTELESIN製のアタッチメントを買いました。
ですが、これはあまりオススメしません。グリップ力はあってカメラがずれ落ちることはないのですが、GoProとの接合部分と向きを変えるところが固すぎて不便でした。
良くないところについて
ここまで、概ね高評価ばかりを書いてきましたが、良くないところも書いていこうと思います。
まず画質。
4K30PでもH.265形式で撮影できるようにしてほしかったなと。というか、全部この形式で撮れるようにしてほしかったですね。今の画質でも問題ないですが、惜しいです。
つぎに音。
あんまり良くないです。 OSMOのX3よりかはマシですが。
絶望的ではないんですけど、良いか悪いかでいうと、悪いです。
音は別録りするか、外部マイクを接続するしかなさそうです。
ただ、たけひとさんもおっしゃっている通り、外部マイクを使うとせっかくワンアクションで撮れる機能が使えなくなるみたいなので、安易に導入できなさそうだなと。これはちょっと痛いです。
僕は自分用の非公開のVLOGのために買ったので、現状は割り切って、風のノイズ低減モードをオフにして使用していますが、もうちょっとなんとかしてほしいです。
総評
良くないところも書きましたが、概ね満足しています。100点満点中、85点という感じでしょうか。
音を犠牲にしても、あの機動性とそこそこの画質、そこそこの手ブレ補正。これだけでも買った価値はあったなと思いました。
特に手ブレ補正は、ある程度割り切っていたところもあって、期待はずれでもしゃーないと思っていたのですが、意外と効いていてだいぶ嬉しみがありました。
当初はHERO5 Sessionにしようかとも思ったんですけど(値段が半額だから)、手ブレ補正の性能が全然違うなと思ったので、HERO6 BLACKにしました。財布は痛みましたけれども、正解だったと思います。
どういう人にオススメなのか
GoProはアクションカムなので、スポーツと相性がよいです。自転車だったりサーフィンだったり。公式の使用例がまさにぴったりなシーンです。
なのでスポーツが趣味で、その様子を撮ってみたいという方はまずオススメです。
あとは手軽に手ブレ補正の効いた動画を撮りたい人にも。
広角で撮れるので自分に向けるだけでほぼ間違いない映像が撮れます。あまり近距離じゃなければだいたいピントが合ってますし、手ブレ補正もしっかり効きます。
4Kで録画しておけばFHDに落として書き出すときもトリミングや拡大など、ある程度自由が効きます。
ライフログなんかを動画で残すのに、GoProは良き相棒になるかと思います。
僕は特にリュックサックに取り付けるアタッチメントを買ったので、録画中も両手が解放されて、世界が変わりました。
両手が空くということは、代わりに一眼レフや他の機材を手に持って操作できる余裕も生まれるということで、サブ機として利用するのも良い使い方だと思います。
旅の動画で、広範囲の映像をGoProで残しつつ、近距離やズーミングなどを駆使した映像を一眼レフで別途残していく、とか。そういうことをしたい人にもオススメです。
終わりに
というわけで、今回はHERO6 BLACKに関する僕の個人的なレビューを書きました。
値段はちょっと張りますが、相応の価値はあると思いますので、気になっている方はぜひ検討してみてください。
Rentioなどの家電のレンタルサービスを使えば、実際に使ってみることも可能ですので、ガチで検討したい方は借りてみるのも手です。
以上です。