こんばんは、織田檸檬です。
春になりましたね。
はじめに
桜が咲き始めたこの季節、絶好の写真日和ですね。
この記事を見ている方、RAWというものをご存知でしょうか。
LX100の作例も兼ねているので、そんなん知っとるわいという方も多いかと思います。
ですが、今回の記事はLX100の作例に加えて、RAW撮影をしたことない人がRAW撮影して現像までやってみる、しかも現像はAEで、という目当てを持って書いていこうと思います。
以下、もくじです。
【作例】春の風景をLX100で
福岡市内では現在、桜が見頃です。すでに散り始めてすらいます。ここ数日は雲一つない青空が広がっていて、気温も心地よく、絶好のお花見日和でした。
今週末も晴れなので、おそらく花見客でごった返すこと間違い無しです。
そんななか、ひとりLX100を抱えて写真を撮ってきました。
いくつかは春フォトコンテストとしてInstagramにうpしましたが、他にもあるので、そちらもあげていきたいと思います。
ちなみにLX100とはPanasonicが発売していた、高級コンデジのことです。
LX100のRAWを16bitモードのAEで
今回撮影するにあたって、LX100側ではJPGと合わせてRAWも記録するように設定しました。
そしてそのRAWをAfter Effectsで読み込み、正方形にトリミングして、LUTをあてて、png形式で書き出す、というやり方で以下の画像を現像しています。
Lightroomでやらなかったのは、単純に、持っていなかっただけです。
というわけで、以下作例です。
ここまでは春っぽく、桜色をだいぶ強めた写真に仕上げています。
ここからは違った味付けにしてみました。
色味が違うだけで、ぐっと雰囲気が変わりましたね。
RAWのおかげもあって、ほぼ破綻なく色や明るさを調整できました。やはり16bitの力はすごい。。。
これがいつものJPGだと、うまくいかなかったかもしれないです。
LUTもあてられたし、調整も普段通りに使えたし、何より好みの色合いに仕上がったのでだいぶ満足しています。LX100の良さを、改めて実感したところです。
作例としては以上になりますが、先ほどコンテストとしてインスタにあげてると言いました。
そのリンクも貼っておくので、これ以外のLX100の作例を見たい方は、僕のインスタの方を覗いてみてください。
RAWとはなにか
RAW。読みはロー。知っていないとまず使わないです。
ですが何の事はない、普段扱っている写真(画像データ)そのものです。
データの形式が違うだけです。
普段使っているのはおそらくJPG(じぇーぺぐ)だと思います。JPGという形式の画像データですね。
RAWもJPGと同じ画像データなのですが、最大の違いは色情報の多さです。
JPGよりもRAWの方が、たくさん色を持っています。
またRAWは未加工の状態。(=raw、生)
なので、RAWで撮影したら、そのデータをPC上で加工・編集しないといけません。
わかりやすい記事がこちらにありますので、もっとよく知りたい方はこちらを参照してください。
RAWをAEで
さて、そんなRAWデータの加工・編集するには、ソフトウェアが必要です。一番ベタなのはLightroomでしょうね。
しかし僕のようにLightroomを持っていないよという方は、AEでも似たようなことはできると思います。(詳しくないので厳密に言えば違うのかもしれません)
最近YouTubeが盛り上がって動画編集ソフトを使う人口も増えてきたのもあり、AEを持っている方も増えつつあるのではないでしょうか。
そんなAE、頑張ればRAW画像も扱うことができるのです。
頑張ればといいましたが、こちらが頑張る必要はなく、RAWをドラッグ・アンド・ドロップするだけ読み込まれます。
その際、必ず、16bitの色空間で編集するよう、設定を変更してくださいね。
プロジェクトウィンドウの下のほうに、8bpcと書かれたところがあるかと思いますが、そこをクリックしてください。そうすると変更できる画面に移ります。
もうすでに16bpcに変更してしまっているが、初期値だと8bpcになっているはず。
もしくはCtrl+Alt+Shift+Kでプロジェクト設定を開いてもかまいません。
カラー設定のなかで変更できる
色空間の変更をしたら、あとはエフェクトを適当につっこんで色を調節していきます。
今回はLumetriColorを使います。
適応した段階ではなにも起きませんが、クリエイティブという項目のLookというところにいってみてください。そこから適当なものを選択すると、色味が変わります。
LumetriColorは、Fujiとかkodak等の色味を再現できるエフェクトのなのだ
もしくはDLしたLUTをあてるのもいいでしょう。
LUTを入力するには基本設定のところを開けばよいです。
LUTって何なの、という方に関してはこちらの方の記事がわかりやすいかと思います。
LUTやクリエイティブ等で変化を楽しんだあとは、各種項目をいじって、自分が納得いくまで、写真の色味を調整してください。
彩度をあげるだけでも印象的になりますよ。
RAWデータで自分好みに写真を加工してみよう
終わりに
RAWを今回はじめて真面目に扱ってみたのですが、やっぱり色の出方が違う気がしますね。LUTあてたときとか特に。
これを知ると動画撮影でも……と思っちゃいますよね。やはりGH5sが最強なのか……。写真撮るだけならLX100で十分なのですけどね。今回のRAW現像でより確信しました。
いま果たしてLX100の購入を検討している方がいらっしゃるのかどうかわかりませんが、参考になれば幸いです。
またRAWは他のカメラでも撮れます。iPhoneもRAWで撮れるんでしたっけ最近のは。
今回はAEで色味や明るさなどの調整を行いましたが、Lightroomでも似たようなことはできると思います。(使ったことないのでわかりませんが)
Instagramのフィルターもいい感じにしてくれますが、RAWで色味を調整するのも、また一興ですよ。
みなさんもぜひRAWで撮影して、色をいじってみてください。
そして身近な春を切り取ってみてください。
以上です。