こんばんは、織田檸檬です。
今の時代、なんでもかんでも4Kがいいなんて思っていませんか。
RetinaディスプレイはフルHDではない
iPhone6のディスプレイはRetinaディスプレイです。
Retinaディスプレイはドットが見えないくらい緻密な画面ということで、キレイさが売りです。
さぞかし画素数が多いことだろうと思います。
しかし、iPhone6の場合、画素数は1920x1080もありません。
iPhone6の画素数は1334x750、つまりフルHDもないのです。
つまりYouTubeで1080pを再生しても、あまり意味がない(等倍表示されてないから)
dpiを考えるとき、外枠であるインチ数(紙の大きさ)も一緒に考えよう
同じ画素数でも5インチの画面と24インチの画面では見え方に違いがでてきます。
見え方というのは、ドットが見えるか、ということです。
玉の数が一緒であれば、入れる箱の大きさによって密度が違ってきますよね。
dpiも、同じ理屈で説明できます。
ついつい画素数を見てしまって判断しがちですが、表示される画面のサイズによっては、とてもキレイに見えたり、逆に粗く見えたりします。
もし新しくディスプレイを買おうとしているなら、画素数だけではなく、インチ数も気にして見てみてください。
同じ4K解像度でも、27インチの画面と50インチの画面とでは、感動の具合が違ってくるかと思います。
これは作業領域的な観点からしても違ってきます。
めちゃくちゃ詰まって見えないくらいのドットを搭載しているということは、ピクセルパーフェクトで表示したとき、小さすぎて逆に見づらいということが発生します。特に27インチくらいの画面で4Kとか積んでるとそうです。
これはiMac5Kをピクセルパーフェクトで表示した例(それを縮小している) アイコンが小さすぎるのがわかるはず 高解像度が万能というわけではない
iMacをはじめとしたApple製品は、そこを予めいい感じに見えるように設定してくれているのでそこまで気にする必要はないですが、Windowsの場合は気をつけたほうがいいかもしれません。
というのも、フォルダのアイコンなどはめちゃくちゃ小さく作られているので、ピクセルパーフェクトで表示すると5mmくらいの大きさになって大変見にくいです。
それを今までと同じ大きさに見えるよう自動でスケーリングしてくれる、というのがAppleには搭載されています。Appleすごい。
話がそれました。
とにかく画面の綺麗さを判断する際には、画素数だけではなく、表示される画面のサイズ(インチ)、それから導き出されるdpiも気にしてみるとよいでしょう。
だいたいdpiの値が200を超えてくると、感動もひとしおだと思います。
dpiの計算方法
こちらのサイトでは画面のサイズと解像度を選ぶとppiの数字を計算してくれます。
このサイトではppiとdpiは、同じように扱っています。
ここのサイトの下の方でも書かれているとおり、同じ解像度であれば、画面サイズが小さい方が、よりdpiの数字は高くなります。
先ほど書いたとおりですね。
変数は3つあるということを覚えておいてください。
終わりに
個人的にパソコンで使う24〜27インチのディスプレイは、1440pくらい(2560x1440)あたりがちょうどいいなと思います。
というか、僕のiMacではデフォルトでその解像度で表示するように設定しています。
スマホの画面に4Kの画素数載せてるやつとかもありますが、スマホの画面だと
フルHDも4Kも、ほぼ見た目変わらないと思います。小ささを認識できないので。
なので4KよりもフルHDの画面のスマホの方が、安くてバッテリーの持ちもいいと思います。画素数だけで見てると、このような判断ができなくなってくるので気をつけてみてください。
もちろんテレビなどの大型サイズであれば4Kの恩恵は受けると思うので、大きなテレビを買う時は4K解像度のやつを選ぶと幸せになるかと思います。
しかし24インチくらいの画面やスマホなどで4K解像度は正直要らないのでは? という個人的な見解です。
みなさんはどう判断されますか。
以上です。
今日のGIFについて
この玉はNode 2のプリセットに入ってるものです。
同じものでもdpiによって見え方が違ってくるというのを表現したつもりです。
今日の貯金について
合計38,300円。