こんばんは。織田檸檬です。
前回はPhotoshopまでの作業を、元動画をなぞる形で記事を書きました。
今回も同じような感じでAfterEffectsを使って動かしていきたいと思います。
結構長いので覚悟してください。
参考元動画はこちら
というかこれを書き起こしてるだけです。
AE Tutorial - Give Stills Perspective with 2.5D Parallax and Displacement map
初回はこちら
それでは以下、つづきです。
3:AEにもってけpsd
アフターエフェクト……あ、すいません、アフターエフェクツであるAEを立ち上げたのちpsdをドラッグアンドドロップします。するとフッテージとして読み込む? それとも……コンポ///?みたいなことを聞かれるので、迷わずコンポを選択してください。
読み込みの種類をコンポジションに
で、読み込むとPhotoshopで編集していた状態でレイヤーが用意されていると思います。コンポジションをダブルクリックすると、そうなっているはずです。
ただサイズがどちゃくそ大きいのではないかと思うので、そういう方は別にコンポジションを用意したほうがいいでしょう。Ctrl+Nで新規コンポジションを作成します。
GIFにするのなら前回の記事でも書いたとおり、640x360くらいにしておくとよいと思います。あと、フレームレートは30fpsで作りましょう。
4:レイヤーの整列
新しくつくったコンポに、さきほど読み込んだコンポにあるレイヤーをコピペします。
レイヤーをすべて選択したあと、新しく作ったコンポにペーストしてください。
おそらく中央にそろってないので、整列させましょう。
ファイル(F)とか編集(E)とか書いてある行にウィンドウ(W)があると思いますので、そこから整列ウィンドウを出します。
それでレイヤーを選択し『レイヤーを整列』をコンポジションにして水平と垂直を中央揃えにします。
これで整列できるはずです。
5:レイヤーの縮小
レイヤーを選択した状態でsキーを押し、スケールがいじれるようにします。
いまいちご100%な状態なので、15%くらいにさげます。数字のところをクリックすると数値が打てるようになるので15と打ってEnterをッターン!してください。ひとつ打てば全部に反映されると思います。
あ……ズレましたね。
元動画をちゃんと参照した方はきれいにそろうんですが、僕はそれをすっとばしたのでズレました。まあいいです。
背景の人物を消しましょうか。
6:人物を消す
今回は後ろが灰色一色でなんとかなりそうなのでAE側で処理してます。通常は元動画のとおり、Photoshopで加工してください。
Ctrl+Yで平面をつくります。色は人物の周りの灰色を吸い取ります。
作ったらTキーを押して不透明度を下げます。50%くらいにさげましょう。で、Gキーを押してペンツールを選択し、人物のまわりを雑に囲みます。
輪郭がくっきりはっきりしてるので境界線をぼかします。
マスクの境界のぼかしを大きくしてください。
内側が見えたりする場合は『マスクの拡張』の値を大きくして調節してください。
ここらへんもうちょっとスマートなやり方があるんじゃないかと思いますが、どうでしょうか。
調整するとこんな感じ。ちょっと雑ですかね。
最後に灰色レイヤーを、背景レイヤーの子にします。レイヤーを順を入れ替えて、できあがり。
いよいよ動かしていきますよ。ここまででコンポはこうなっているはずです。
7:ディスプレイスメントマップで動かす
そこまで大きく振りかぶって動かす必要のない方、あれこれ動いてる?程度に思わせたい方はここで終わりとなります。
人物レイヤーを選択したのち、エフェクト(T)からディストーション>ディスプレイスメントマップを選択。
で、マップレイヤーをひとつ上のレイヤー(輝度画像)を選択し、いじる値を輝度に変更します。『最大水平置き換えに使用』を輝度にするのです。同じく垂直置き換えも。
最大水平置き換え 5.0 って書いてあるところ。この5.0を押しながらマウスを動かしていじってみてください。画像が動くはずです。
適当にキーフレームを打って再生すると以下のような感じになるかと思います。
コツはやりすぎないことです。この手法も万能というわけではありませんので、ちょっとの差をつける程度で抑えましょう。(あんまり差を感じないかも?)
劇的ビフォーアフター
元画像
ディスプレイスメントマップで処理
この動きは元の輝度画像の精度に依存すると思うので、輝度画像はちゃんと作ったほうがいいです。みなさんが本気を出せば僕よりも上手にできると思います。
またこれだけだったら背景消したり人物を切り取らなくても大丈夫です。(えー!)
・輝度画像
・元画像
この二枚のレイヤーがあればいけると思います。
つづきは次回
いやーちょっと長いっすよね。
今回はこのへんにしておきたいと思います。
次回が最後です。カメラをつかって動かして完成させます。
お楽しみに。
今回のアイキャッチ画像はいらすとやさんのイラストを使用しました
ありがとうございます。
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