こんばんは。織田檸檬です。
上のGIFはもともと静止画なのですが、動かそうかなと思って動かしてみました。
今回は備忘録も兼ねてその手法を書き残そうと思います。もっとスマートなやり方があれば教えてください。
ちくわしか持ってねえ
立体写真、立体GIFという言葉をご存知ですか。もしくは2.5Dとか。
こういうので検索すると、ちくわしか持ってねえ、がヒットしますけども。
こういうふうに静止画の被写体だけを動かすにはどうしたらよいのでしょうか。
Windowsにはそういう名前のフリーソフトがあってお手軽に立体写真を作ることができます。
今回はそれとは違った方法で作ってみようと思います。
ここ見れば解決
まぁあの僕がわざわざ記事にしなくても、元の解説動画を見ればいいんですよね。
僕はこの動画を参考にして上のを作りました。
以下に続く記事もこの動画の書き起こしみたいなものですので、動画の方がいいと思う方はこちらを参照してください。
AE Tutorial - Give Stills Perspective with 2.5D Parallax and Displacement map
もっと手っ取り早く立体感出すチュートリアルもあります。
Simple Parallax After Effects Tutorial
ここまで見て嫌な予感がした人、いらっしゃるかと思います。
そうです。この記事でもAEとかPSとか使います。
なので無料で3分くらいでパパッとみたいな方法をお探しの方は別の記事を参考になさってください。
元の写真
これを動かします。
モデルは茜さやさんです。可愛いですよね。グラドルということなので今度何か写真集でも買おうかなと思います。みんなも応援しましょう。
なおこの写真はフリー写真素材ぱくたそにあるものを使ってます。著作権とかもろもろはこちらにあるので、警告を受けたらこの記事は泡と化します。
なぜこれなのか
可愛いからというのが99%をしめていますが、残りの1%は人物を切り取ったとき、背景の処理が楽そうだというのがあります。あと帽子をかぶっているので髪の毛の処理がめんどくなさそうだというのもあります。
この手法を用いるかぎりでは、背景は塗りつぶすかスタンプツールでなんとかなるものを選んでください。
もしくはそのように写真を撮ってください。
あと最終的にトリミングする形になるので見せたいものがなるべく中央に寄っているものを選ぶと後々幸せになれます。
ではこれから手順を書いていこうと思います〜。
0:用意するもの
・上記のような写真素材
・高価なパソコン(AEとPsが動けばよい)
・CINEMA4D R17 Broadcast
・時間
・気力
1:写真の切り抜き
まずはクイック選択ツールで適当にかこったあと、境界線の調整でいい感じに調節します。
ペンツールを使ってチクチク囲ってベクトルマスクを作成してもかまいませんよ。僕はそっちでやっちゃいましたが、動画ではクイック選択ツールを使ってるようです。
いい感じに人物を選択できたら、Alt+Ctrl+Rを押す、もしくは選択範囲から境界線の調整をクリックして境界線を調整します。
髪の毛先までしっかり選択したい場合はこのタームでしっかり調節しましょう。ブラシで輪郭をなぞってうまいこと頑張っていきます。
最後はレイヤーマスクで出力にしてOKを押します。
2:ディスプレイスメントマップの作成
唐突ですが、等高線、みなさん覚えてますか。
あの要領で、手前にあるものを明るく、奥にあるものを暗く塗っていきます。この明暗情報が輝度情報となり、微妙に画像を変形させる元になります。
僕もこのチュートリアルを見てはじめて知ったクチです。いやーすげーなー元の動画の人。
ただ僕、ちゃんと英語を聞き取ってるわけじゃないので、高低差を輝度画像にするという認識、間違ってるかもしれません。なので英語が得意な方や画像方面で詳しい方のご指摘をお待ちしております。
さて、まずはCtrl+shift+Nで新規レイヤーを作成し、Shift+F5で塗りつぶし真っ黒なレイヤーを作ります。そしてそのレイヤーの不透明度を50%にします。(顔が見えるようにするためです)
Bキ-を押しブラシを選択します。描画色を白にし、不透明度を25%に下げた普通のブラシで描いていきます。高いところは何度もなぞることで加算されて明るく(=白く)なっていきます。(元動画はとても綺麗に描いてますが、僕のはかなり雑です。お化粧する人ならばここらへんの作業は得意かもしれませんね)
キャプ写真だとレイヤーが5つもありますが、
・輝度情報画像
・マスクされた人物
・背景用に複製
・元画像
の4つあればおkです。(下からレイヤー順)
ここまでできたら、ファイル>別名で保存より、psdで保存してくだしあ。
これでPhotoshopでの作業は終わりです。次はAEでの作業になります。
あ、そうそう。元動画では人物を切り取った背景をPhotoshop上で作ってますが僕はこの工程をすっとばしました。
理由は、今回の写真は背景が灰色一色でごまかせそうだったので、だったらそれはAEで作ればいいやと思ったからです。
というわけで今回はここまで。
次回につづきマッスル。
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