こんばんは。織田檸檬です。
先日のAbemaTVにて一挙放送された『コードギアス 反逆のルルーシュ』
今回はその感想、レビュー記事です。ネタバレあるのでご注意くださいませ。
らき☆すたにも出てきたコードギアス
ルルー◯ュと名前は伏せられておりましたが、こなたがかがみにおつかいを頼んでましたね。らき☆すたのアニメは2007年ですから、ちょうどアツい時期だったんだなと思います。
どこが面白いと感じたか
2つポイントがあります。
勧善懲悪による爽快感
ひとつめは世界観です。
日本が神聖ブリタニア帝国という強国に植民地支配されてるという設定です。
日本国民はブリタニアの人らに虐げられています。差別もされています。
ここまで残虐な情勢を見せつけられると、見ている日本人視聴者としてはブリタニアに対して敵意がモリモリ湧いてきます。
イケメンで知的なルルーシュが、圧倒的な勢力をほこるブリタニアにちょっとずつ抵抗していくわけですね。
最初は鼻で笑っていたブリタニア側も、ルルーシュの勢力拡大にだんだん余裕がなくなってきます。ルルーシュの攻撃により、ブリタニアが苦虫を噛むところは観ていて爽快感があります。
まずその勧善懲悪構造が面白かったと思います。構築が上手いと思いました。
複雑に交差する人間関係
もうひとつは主人公を取り巻く人間ドラマです。
主人公のルルーシュを筆頭に、親友のスザク、ルルーシュといい感じな仲であるシャーリー。
この三人は平日の昼間は同じ学園の生徒会メンバーとして仲が良いです。
しかしこれが夜間、戦闘状態になると形成が変わります。ここが面白い。
まずルルーシュはゼロと名乗る謎の反逆者として行動します。仮面をかぶっているのでゼロが誰なのか、周りのメンツは知りません。
スザクはブリタニア軍の一員(正確には特派員)なので、軍の命令によりゼロを攻撃します。スザクは良いヤツなのでゼロの行動理念は理解しますが、結果を最優先するゼロの考えに真っ向から否定します。スザクの乗っているランスロットは特別仕様なので戦闘力が高く、本人の腕前もあいまって、ゼロのたくみな策略を阻止します。
スザクもゼロがルルーシュだとわかっていません。ルルーシュも同様、ランスロットに乗っているのがスザクだとわかっていません。まずこの親友二人が、望まない対立をしています。
シャーリーは12話以降にぐっと存在感を増します。なぜならゼロの策略に巻き込まれる形で父親を亡くしたからです。シャーリーは当然ゼロを憎みます。ですがある時ゼロの正体がルルーシュなのではという可能性を聞かされて、シャーリーはショックを受けます。シャーリーはルルーシュのことが好きなのでそんなはずはないと信じつつも、ルルーシュのことが気になっていろいろと詮索します。
このように普段仲の良いメンバーが、本人たちの知らないところで複雑に交差しあって対立を生んでいます。僕が思う面白いポイントの一つです。
まさかの二期
僕はコードギアスをはじめてみるので、てっきり25話で終わるんだろうと思っていましたが、終わらないっていうね。もうまさかですよ。えええええここで終わりかいいいいいいって思いました。
ですがここまできて二期分まで伸ばせるのかというのが非常に疑問です。
一期も放送されたということは、おそらく二期も一挙放送してくれるだろうと信じて、いまは二期を待ちたいと思います。
まとめ
コードギアスはロボットや特殊能力を駆使していかに戦うかというところは案外薄く、各キャラの思惑や葛藤、望まない対立など人間ドラマ的な面が強いと思います。
さらに帝国という絶対悪を叩くという勧善懲悪構造を持っています。わかりやすくてエンターテイメント性はばっちりです。ロボット、SFというジャンルにビビる必要はないです。もっとライトな層にも受け入れられる形になっています。
C.C.やナナリーなど可愛いキャラもたくさん出てくるので観ていて飽きません。キャラデザ原案もCLAMPなので一定の需要もあります。
キャラ良し、世界観良し、ストーリー良し。三拍子そろったアニメです。
人気なのもうなずけますね。
こちらもどうぞ